どんな企業年金に加入しているのかを確認しよう

taisyokukin

驚いたことに、企業年金のひとつである厚生年金基金の未請求者数が、平成25年3月末現在で、受給権者の約4%にあたる14万人近くにも達しているそうです。

さらに、解散した厚生年金基金などの年金業務を引き継いでいる企業年金連合会においては、受給権者の約16%である133万人もの未請求者がいるそうです。

なぜこのようなことになっているのか、その最大の要因は、働いている会社員などが自分の加入している企業年金等をよく理解していないからではないかと思います。

企業年金等は、すべての企業が導入しているわけではありません。導入している企業は、それだけ従業員のことを考えてくれている会社であるともいえます。

にもかかわらず、従業員のほうがそれを理解せずにせっかくの制度を利用しないというのは非常にもったいないことです。これを機会に、会社員などの人は、自分が企業年金に加入しているのかどうか、加入して
いるのであれば、どんな企業年制度に加入しているのかを、いま一度、確認してみましょう。

企業年金は、確定給付型と確定拠出型に大きく分かれます。確定給付型には、厚生年金基金や確定給付企業年金(DB)などがあり、確定拠出型には、確定拠出年金(DC、通称401k)があります。

確定給付型とは、簡単にいえば給付額が確定している制度です。これには、元本部分は減らないものの、毎年の利息額が世の中の金利水準によって変動するものや、最低保証金利と上限金利の間で毎年の利息が決
まってくるものなど、さまざまな夕イプがあります。

この確定給付型の場合、基本的には、企業または基金が積立と運用を行い、従業員は何もしないので、加入しているかどうかを忘れがちなようです。

一方、確定拠出型は、掛金は企業負担となっているケースが多いのですが、商品の選択や運用は加入者である従業員本人が行わなければならないので、加入していることを忘れる確率は低いでしょう。

過去に転職などをしたことがある人で、前に勤めていた会社などで企業年金があったのかどうかを覚えていない人は、前の勤務先や企業年金連合会などに問い合わせることで、将来、もらい忘れることのないよう
にしましょう。

公的年金や介護保険もそうですが、企業年金についても、受け取れる権利のある人が、裁定請求をすることによって初めて年金が振り込まれるようになるのが原則です。

加入しているのを知らずに損をすることのないようにしましょう。

(続く)