一時金か年金か、どっちがおトクか?

taisyokukin

退職金制度は大きく2つに分けられます。

「退職一時金」の制度のみの場合は、一時金として全額をまとめて受け取ります。

「企業年金」の制度として導入している場合は、勤続年数などの一定の要件を満たした人は、一時金として全額をまとめて受け取るか、年金として一定期間(一部、終身が可能な場合も)で分割して毎年受け取っていくかを選択できるようになっています。

では、一時金か年金かを選択できる場合は、どちらの受取方法がよりお得なのか、受取り額や税金面で比較してみましょう。

まず、受取り額で比較してみます。

税引前の受取金額の合計は、一時金よりも年金で受け取ったほうが、受取期間中の利息が上乗せされる分、多くなります。

たとえば、一時金での受取金額が2000万円だったとしても、それを10年間で分割して受け取る場合は「200万円+利息額」を毎年受け取ることになります。

したがって、トータルの受取り額で比較すると、年金で受け取ったほうがお得です。

ただし、一時金で受け取った退職金を運用しながら取り崩していき、年金で受け取る場合の利息額よりも高い収益が得られたら、年金よりも一時金で受け取ったほうがお得になります。

また、受け取った退職金で住宅ローンの残債などを一括返済する場合も、年金につく利息額の利回りより住宅ローン金利のほうが高いと、年金よりも一時金のほうがお得になります。

(続く)